工務店やハウスメーカーの注文住宅のメリット比較や選び方について|

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工務店やハウスメーカーの注文住宅のメリット比較や選び方について

2021.07.28

家を建てる際に、どこに依頼するか悩まれている方は多いです。ハウスメーカーや工務店を選ぶ際には、「どのような家にしたいか」「仕様はどうするか」など、希望やイメージを持つことは大切です。ここでは、工務店やハウスメーカーの注文住宅のメリット比較や選び方についてお届けします。

工務店の基礎知識

工務店の種類

地域密着型

地域密着型の工務店は、小規模な店舗が特徴です。職人さんが店舗の社長で、少人数、或いは、家族経営していることが多いです。少人数経営なので営業担当はおらず、社長や職人さん方との距離が近いこと、1件ごとに親身なサポートを期待できます。また、得意な工法や家のスタイルがはっきりしています。メリットは、社長が職人なので様々な繋がりがあり、技術力の高さ、細かな要望にも応えられる、希望に合った家を安く建てられるなどが挙げられます。デメリットには、営業範囲が狭く経営が安定していない、廃業してしまった場合にメンテナンス対応が受けられない、得意分野が明確な分、最新技術や幅広い要望に対応できないことが多いです。

フランチャイズ型

フランチャイズ型の工務店は、大手ハウスメーカーとフランチャイズ契約している工務店もあります。建材手配や注文住宅のプランは本部対応で、実際の施工を工務店が行う形式が取られています。工務店は施工に専念でき、上手くハウスメーカーと得意分野を分担しているといえます。メリットは、本部提供の企画住宅を技術力の高い工務店が施工するので細かい要望に応えられる、一定プランの範囲内での施工なので慣れており施工がスムーズであることが挙げられます。デメリットには、完成のクオリティは工務店で左右される、アフターサービスは十分な対応か確認が必要であることです。

ある程度の規模の工務店

工務店の中には、比較的規模が大きい店舗もあります。メリットは、地域の特徴も知っているので安定したサポートを望める、大手との差別化で自社開発商品も持っている、品質に高さがあり一定の提案力を持っていることが挙げられます。デメリットには、対応地域が限定される、担当営業の対応力にバラつきがあることです。

工務店の規模や特徴は様々

このように、工務店と一言でいっても大きく3つのタイプがあり、得意とする工法や対応力も異なります。技術力、アフターサービス、提案力なども違います。どういった所であれば理想の家づくりを任せられるか、この観点を大切にしながら検討することがポイントです。

ハウスメーカーの基礎知識

ハウスメーカーとは

ハウスメーカーというのは、全国に支社や支店など営業拠点が置かれており、住宅展示場もありモデルハウスもお客様へ公開して、作りが見えるようになています。用意されている住宅商品に関しては、自由に間取りを作る自由設計型、幾つかの間取りパターンや標準仕様設備から選ぶ企画型、この2タイプが一般的となっています。自由設計型といっても、間取りは一定パターンに変更を加え、設備、内装材、外壁材などは標準仕様のバリエーションから選んでいきます。

ハウスメーメーカーの4つのメリット

まず1つ目は、完成像がイメージできることです。ハウスメーカーでの家づくりでは、家の完成イメージがしやすいことが利点にありま。各社で住宅展示場を開いており、そこで外観や室内インテリアなどを実際に見学して体験することができます。また、カタログ資料も豊富で、分かりやすくプレゼンテーションされています。完成像のイメージは、家づくりでは重要なポイントです。部屋の大きさ、明るさ、壁や床材のデザイン、肌触りなど、イメージ通りにしやすいことが挙げられます。

次に2つ目は、メンテナンスや長期保証の充実です。家は建てた終わりではありません。外壁や屋根の点検・補修など、家を維持していくメンテナンスが必要です。ハウスメーカーでは、完成後のメンテナンスや長期保証が充実しており、長く快適に住み続けていくことができます。また、資産価値を下げてしまうことも防止します。20年、30年、一定条件を満たせば50年保証など、保証がしっかりしている安心感が挙げられます。

そして3つ目は、住宅ローンが組みやすいことです。注文住宅を建てる際、住宅ローンを組まれる方が多いと思います。ハウスメーカーでは、銀行と提携をしながら優遇金利で融資が受けられたり、新しい住宅はもちろん家の仮住まいや引っ越しなど、家づくりにおける過程において様々なサポートや相談ができたりします。このように、住宅ローンをスムーズに組んでいけることもメリットです。

最後4つ目は、優れた技術や最先端設備を取り入れやすいことです。ハウスメーカーでは大きな研究施設を持っており、耐震性などを向上する技術開発が行われています。なので、高度な技術を取り入れた耐震・制震・免震装置など、住宅に採用できることも魅力です。太陽光発電システムや全館空調システムなど、比較的新しい設備を取り入れたい場合も安心して任せることができます。

ハウスメーメーカーの2つのデメリット

まず1つ目は、工務店と比べると価格が割高なことです。ハウスメーカーは、住宅部材を工場生産し、現場で組み立てる住宅建設の規格化・効率化を行っており、「建設費用は安くなるのでは?」と思われる方もいるかも知れません。しかし、実際は工務店と比べて価格は割高になります。その理由は、ハウスメーカーでは住宅展示場、宣伝費、営業などに資金をかけているからです。なので、どうしても価格は高く設定されますが、その分、技術やサポートというのは手厚く、お客様に信頼される部分でもありまあす。

そして2つ目は、設計やデザインの自由度に関しては少し制限されることです。ハウスメーカーが手掛ける住宅は規格化された住宅になります。なので、家を建てる際に自由な設計やデザインはあまり期待できません。また、規格外で計画やデザインを行うとコストが上がってしまうことも挙げられます。

ハウスメーカーと工務店の違い

ハウスメーカーと工務店のそれぞれがどう違うか、これまでの解説でお分かり頂けたでしょうか?ハウスメーカーというのは、独自のブランドを全国規模で展開しており、全国に支社や支店があるため対応エリアが広いです。商品やサービスも一定品質が維持され安心感があります。アフターフォローも充実しており、家が完成した後の付き合いも安心できます。また、住宅展示場が完備されているので、モデルハウスで実際の家を見学できるのも嬉しいポイントです。一方、工務店というのは、工事に関わる職人の手配や管理を行う業者です。工務店は特定エリアの方が対象で、地域密着型の会社が多いです。会社規模や営業スタイルも色々あります。得意な工法やデザインなどは会社によって違いますが、自由度が高いことも特徴です。

工務店とハウスメーカーの比較

まず、コストや価格面についてみていきましょう。ハウスメーカーでは、建材や製品の規格を揃えた大量生産が可能です。なので、原価コストを下げることができます。しかし、ハウスメーカーと同じ家を建てる場合、広告費をかけていない工務店依頼の方が経済的であることもあります。

次に、住宅プラン方法はどうでしょうか。ハウスメーカーでは、自社ブラントやテーマに合わせて豊富なプランがあります。なので、多くのプランや建材・設備の中から自分の希望に沿った内容を選んでいきます。選択肢に無いことを加えることは難しい部分がありますが、住宅に対してある程度のイメージが欲しい方などは、選択肢が幾つか決まっていると考えやすいといえます。一方、工務店では、住宅プランの自由度が高いので、希望の間取り、内装・外装材、設備など、自由なプランニングが可能です。強いこだわりがある方などは、工務店はオススメです。

そして、施工の技術力や工期に関しては、ハウスメーカー依頼でも、実際の作業は地元工務店へ作業依頼することになるため、どちらで頼んでも技術力は変わりありません。ただし、ハウスメーカーの場合は、建築部材や資材が規格化されていることから、品質は均一に保たれています。施工の流れもマニュアル化され、工務店より短期間で住宅が完成する場合が多いです。

最後に、アフターメンテナンス体制について見ていきましょう。住宅というのは完成して終わりではありませんよね。これから将来に渡って暮らしていく家なので、その後のトラブル対応などもサポートしてくれると安心です。工務店では、地域密着のサービスによって、困った時にはすぐに対応してくれることが多いです。ただし、小規模の場合、お店の状況によっては待たされたり、倒産リスクも考えたりする必要があるといえます。一方、ハウスメーカーは経営基盤がしっかりしており安心感は抜群です。無料修理期間や定期点検など、サポート制度が整えられており、制度に沿った安定した保証が受けられます。

ハウスメーカーの決め手はココにあり

豊富な資材の中から選べるのはハウスメーカー

ハウスメーカーから提案される注文住宅というのは、企画型と自由設計型の2タイプがありますよね。企画型は、ハウスメーカーの規格部材を使用でき経済的で、また、一定以上の品質保証が魅力です。プランにある間取りや資材などを選択するので、設計にも時間がかからず、短期間で完成させることがき、忙しくて時間をかけることができない方におすすめできます。一方、自由設計は、間取りや設備を自由に選択できます。なので、吹き抜け、収納スペース、水回りなど、こだわりあるオシャレな設備を自由に取り入れることが可能です。ハウスメーカーは豊富な資材を用意しているので、こだわって選びたい方も満足いく家づくりができます。ただし、企画型より予算は割高になることは覚えておきましょう。

高性能な家を期待するならハウスメーカー

ハウスメーカーでは、住宅性能アップのために研究施設で研究や開発が繰り返し行われています。なので、断熱性や気密性などというように、目に見えない部分の住宅性能の高さも叶えた家を完成させることができます。高機能性の住宅であれば快適に暮らすことができますし、「住宅品質を大事にしたい」「最新技術を取り入れたい」という方はハウスメーカーがおすすめです。

安定した品質はハウスメーカーの強み

ハウスメーカーは、自社工場生産した構造体や部材を使用して家を建てます。工場では、品質管理をしっかり行いながら生産しているため、品質が均一で安定しています。また、すでに完成している構造体を住宅に使うため、工期が短くなるところもメリットといえます。

特殊な家づくりは工務店

たとえば、極小住宅などのように少し特殊であったり、特徴があったりする家づくりにおいては、工務店は色々対応してくれる可能性が高いです。工務店というのは、地域の気候や地形などを良く分かっているので、その土地に合う家づくりの提案ができます。画一的な住宅ではなく、地域に馴染んだ住宅を希望している方であれば、工務店依頼はおすすめです。

お客様の利用はハウスメーカーが多い

建設業界で行われたある調査では、一戸建て住宅購入でハウスメーカーを利用する方は全体の約6割、工務店利用が約4割と、ハウスメーカー人気が高くなっています。また、注文住宅を建てた約6割の方が2~5社のハウスメーカーを比較しています。ハウスメーカーや工務店を決める際には、はじめから1社だけに絞らず、複数社を比較・検討した上で決めるのがおすすめです。

まとめ

ここでは、工務店やハウスメーカーの注文住宅のメリット比較や選び方についてお届けしてきましたが、いかがでしたか?ハウスメーカーも工務店も、それぞれにメリット・デメリットがあり、悩みどころだと思います。ハウスメーカーを巡ったり、資料請求してみたり、色々したけれど「どこにすれば良いか分からない」という方は、是非、弊社にご相談下さい。多くの実績、高い技術、情報力を持って、お客様に満足して頂ける家づくりを行っています。弊社では、モデルハウスやギャラリーを設けておりますので、一度足を運んで頂ければ家づくりに対する弊社の理解も深まるかと思います。お客様へはバリエーション豊富な住宅を提案しておりますので、気に入って頂ける住宅を見つけられると思います。経験豊富なスタッフが設計、施工、アフターケアまでしっかりサポートしておりますので、お気軽にご相談下さい。

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