注文住宅でマイホームづくり!注文住宅でよくある間取りの失敗例について知ろう!|

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注文住宅でマイホームづくり!注文住宅でよくある間取りの失敗例について知ろう!

2021.08.26

注文住宅は、自由設計で理想のマイホームを建てることができ、それは最大の魅力です。しかし、いざ間取りを考えていく際に、住宅のイメージが沸かない、全くまとまらないなど、困ってしまうことがありますよね。ここでは、注文住宅の家づくりを成功させるために、注文住宅でよくある間取りの失敗例についてお届けします。

間取りの重要性

間取りというのは、私達の日常生活において大きな影響を及ぼします。家庭のライフスタイルによって、収納力重視の間取り、快適に家事ができる間取り、掃除しやすい間取り、コミュニケーションが取れる間取りなど、間取りに求めるものは色々個人で異なりますよね。間取りを考える際に大切なのは動線です。動線を意識して間取り設計を行わずにいると、家事がしにくかったり、生活しづらかったりする家になるからです。動線には、家事動線、生活動線、来客動線の3つがあり、各動線ができるだけ交わらない設計にすることがポイントです。たとえば、玄関からリビングへの動線でトイレや洗面所を設置しない配慮をすることで、来客中も家族がトイレや洗面所を気軽に利用できます。また、ランドリースペースの隣に物干し場を設けるなど、部屋の配置、家具、設備まで、人の動きや効率を考えたプランニングが大切です。

よくある注文住宅の間取りの失敗例

収納

注文住宅で家を建てた後になって、収納スペースに関して悩まれる方は多いです。戸建ての収納率は大体10~15%といわれています。マンションが8%以上の目安なのですが、少し余裕を持った収納スペース確保が必要です。また、収納スペースの使い勝手が悪く、「苦労した」「苦労している」などの体験談も多く聞かれます。たとえば、奥行きある収納スペースがあっても、いざ使用してみると奥の物が取りにくいなどが挙げられます。ウォークインクローゼットでも奥行の浅いタイプもあって、予定していた収納家具が設置できないなどもあります。

生活動線

間取りを決める際に忘れてしまいがちなことに、生活動線が挙げられます。間取りに関してデザイン性重視や面積確保のことばかり考えていると、実際に自分が家で暮らした際に住みにくい家が完成してしまう恐れがあります。家づくりにおいて生活動線というのは、快適さと効率性の2つが大切です。たとえば、洗濯機から物干し場までが遠い、水回りが2階にあり手洗いするために階段を上がらないといけないなど、こうした生活はとても不便ですよね。注文住宅は自由設計できるので、第一に家族の暮らしを考えましょう。たとえば、家族の会話を増やすために、2階に行く際には必ずリビングを通って行く動線にするなど、ライフスタイルや価値観を反映させることもできます。また、来客者が多い場合は、来客動線も大切にしましょう。来客者が居ることでトイレやお風呂へ行けない、客間に行く際にリビングを通るなど失敗談が挙げられます。基本的に、プライベートとゲスト、双方の空間が区切られた動線設計が大切です。

音やニオイ

間取りのミスによって騒音問題が生じたケースもあります。たとえば、寝室を道路側にしたことで騒音で寝れない、子供の遊び場が書斎の真上で足音がうるさい、トイレ近くに部屋がある音が響くなどが挙げられます。なので、間取りを決めていく際には注意が必要です。また、吹き抜けリビングにしたことで音、調理の油、煙も吹き抜けてしまうなどの失敗もあります。吹き抜けにする場合であれば、全館空調システムの検討がおすすめです。全館空調システムは、住まい全体を1台の空調設備で管理してくれます。技術進歩により住宅利用が進んでいます。家中の換気を行うので、嫌な臭いがこもりません。夏は上層が暑く冬は下層が寒くなりますが、全館空調の導入で家中を快適な温度に保つので、暑さや寒さ問題も解決できます。

明るさ・室温・風通し

暮らしを送っていく住宅では、窓配置は重要なポイントになります。西側に窓があることで西日が入り込む、大きな窓の設置で眩し過ぎたなどは、失敗でよく挙げられます。また、風通しが悪く湿気が多い、部屋に光が入らず暗いなどの事例にあります。住宅に光や風がどう入り込むかは、素人では計算できるものではありません。また、土地柄や立地でも変わるものなので、プロのアドバイスを聞いた上で検討していくことが大切です。注文住宅では自由な設計が可能ですが、日光問題は完全な解決は難しくとも改善策が打て、空調問題は全館空調システムで解決することができます。

部屋の温度や湿度

住宅において快適に過ごせる間取りの条件というのは、部屋の居心地や移動のしやすさはもちろん、エアコンは効いて省エネ生活が送れるかも重要です。温度に関する失敗例には、リビングを広く取ったけれど常時エアコン使用で空調代がかかる、対面で窓を設けておらず風通しの確保でない、家の中に湿気がこもるなどが挙げられます。これらの失敗は、温度や湿度などの管理意識がなかったことが原因です。なので、しっかり家の高断熱性や高気密性を確保し、屋根裏やロフト部分の換気への配慮、季節に対応できる構造など、家づくりでは工夫が重要です。

間取りイメージの作り方

動線

起床してから外出まで、帰宅後、家事作業など、色々な導線を閑雅ながら間取り図を見てイメージしましょう。家族の動きを間取り図に書き込むと分かりやすいです。外出時の荷物や収納スペースを動線上に配置すると、散らかり防止になります。

収納量

注文住宅で最も失敗しがちな収納は、余裕を持った多めの確保がおすすめです。この際、収納が足りない、使いにくいとならないようにして下さい。家族の持ち物を思い浮かべ、収納の広さ、高さ、奥行きなど、使いやすいか検討しましょう。

音問題

家の近くに線路や交通量の多い道路がある場合、寝室を家の奥に配置する工夫が必要です。また、リビングの近くにトイレが配置されている、寝室の真上に水回りがある、これは排水音が気になることもあります。間取り図を見ながら、家の中の生活音もイメージしてみましょう。

視線

道路に面する玄関では、扉を開けた際に視線が気にならないか確認するようにしましょう。プライバシー対策に、外構に目隠しフェンス設ける方法もあります。また、来客者が来た際に、視線が届かない設計しておくと安心です。皆が寛ぐ空間はというのは、外から家の様子が見えない方が落ち着くので、高い位置に窓を設けたり、細長いスリット窓にしたりするのも一つです。

採光・景観・風通し

自分の家が隣接する建物の影になる時間帯をチェックして、リビングに明るさがあるかの有無を見ましょう。窓の大きさや位置でも採光は変わります。また、西日が眩しくないかもチェックしてみましょう。良い景観がある所は、窓を大きく設けたり、バルコニーを作ったり、景観を楽しむ空間を作るのも一つです。視界に入れたくない所は、窓を高い位置にする、細長い窓にする、外があまり見えないカーテンシェードを設置するなどの方法があります。風通しに関しては、実際に暮らしてみるまで分からない部分にもなりますが、家の中の風通しをチェックしてみて下さい。通風には、1つの部屋に2方向に窓を設けることが基本です。しかし、フロア全体や上下階で通風できる設計すると快適です。また、防犯上も考慮しながら、窓の大きさにも配慮するのが良いでしょう。

外観

住宅というのは、間取り次第で建物の形が変わります。1階と2階が同じ形をした総二階は、建設コストが削減でき、構造が安定するメリットがあります。しかし、外観が単調になるマイナス面もあります。外観は、カラーや異素材の外壁を組み合わせたり、片流れ屋根を取り入れたりするだけでもイメージはガラッと変わります。また、窓の形や配置でもオシャレに仕上げることができるので、メリット・デメリットも考慮しながら決めていきましょう。

コンセント・照明

家づくりにおいては、コンセント・照明に関しては、後で増やすことが大変な項目になります。なので、家族のライフスタイルに合わせて十分に作っておきましょう。家具やテレビの設置場所はもちろん、キッチン家電の使用場所、スマホの充電スペースなど、具体的にイメージすることが大切です。充電式家電製品は色々あるので、収納の中にもコンセントがあると便利です。また、照明の位置や種類も大事です。人感センサー、調光機能、照明移動可能なダクトレールなど、細部まで工夫すると日常生活も快適です。

安全性・利便性

注文住宅をつくる際には安全性・利便性も大切で、高齢になっても住みやすい家であることも大切なポイントです。階段に手すりの設置、車いすが通れる幅の廊下、2・3階建ての住宅では後にホームエレベーターの設置できるように建てるなど、色々な配慮ができます。

間取り決めのステップ

モデルの事例を見てイメージ作り

マイホームづくりでは、自分が理想とする間取りを整理するために、部分的にどんな間取りが理想であるかのイメージ作りが大切です。住宅メーカーが公開する間取りのモデルを参考にしながら、マイホームに取り入れたいものをピックアップしてみましょう。たとえば、リビング横に連続性を持たせた和室がある、玄関に大収納があるなど、色々気になるものは挙げていきましょう。なお、住宅展示場では、一般住宅より床面積が広い場合が多いので、全体の間取りを参考にせず、部分的に参考にするのがおすすめです。家族全員でそれぞれが取り入れたいと思う間取りを挙げ、具体的な間取りの例を見ながら、建売住宅の織り込みチラシを見みながら、色々参考にしてみて下さい。

プロに間取りを提案してもらう

マイホームのイメージが湧いてきたら、ハウスメーカーに間取りの希望を伝えて、プランニングを依頼しましょう。プロは、お客様の希望や予定地の特徴に合わせ、最適な間取りプランを提案します。専門アドバイザーが家づくりの要望や予算などをヒアリングし、その上で、お客様に合うプラン考えていくので安心です。注文住宅の実績が豊富なので、その分野に精通した専門アドバイザーを活用しましょう。提案された間取り図や見積書を検討し、建物品質の説明も受けた上で、ハウスメーカーを選んで下さい。注文住宅では、打ち合わせ回数も多くなるので、要望を取り入れてもらうことをはじめ、アイデアも出してもらえるので、納得できるまでプランを練りましょう。

まとめ

ここでは、注文住宅でよくある間取りの失敗例についてお届けしてきましたが、いかがでしたか?注文住宅は、一生に何度もない家の購入であり、オーダーメイドに近い家づくりができます。納得できる住まいにするためには、間取りは慎重に検討する必要があります。各家庭のライフスタイルに合わせて、自分達の住まいで重要なポイントを押さえた上で決めていきましょう。

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